虹のその先へ

"Be AmBitious"

 

自分たちのグループ名を高らかに掲げながら、初めてもらったオリジナル衣装に身を包み、ステージに登場したのは、夢を背負い、輝く未来を夢見る9人の勇者でした。

 

 

AmBitious 初単独LIVE 梅雨魂2022~Nice to meet you~

6/11~6/26 @大阪松竹座

 

 

会場に入れば、雨が降っているかのような模様が映し出された幕に、両端に刻まれた「AmBitious」の文字、ステージ上に置かれたおそらく松竹座では初のモニターに浮かぶのは今回の公演タイトル、「あぁ、本当に単独公演に来たんだな」とそんなところから実感していました。

 

一曲目はこれしかないと言わんばかりのAmbitious Japan! のイントロと共に、9人が登場し、公演が始まります。

 

 

 

なんて言ったらいいのかなぁ、私の持っている言葉では形容しがたい「今しかない輝き」がそこにはあって。

横一列に並んだ9人のシルエットが照らし出された瞬間、あまりの眩しさに涙が止まらなかったのを覚えています。

 

初めて彼らが主役のステージをしっかりと目に焼き付けなければいけないのに、すっごくいい顔で会場を見渡す9人に、この姿を見られることの幸せを感じて嚙み締めて、涙を流していました。

 

私の大好きな彼も、一番右でよく似合う白の衣装を纏い、キラキラと輝いていました。決して”端っこ”ではありません。れっきとした彼の、蓮王くんの居場所です。

 

蓮王くん、初めての単独ライブはどうでしたか?

 

大切な相棒と優しいお兄ちゃんたちと一緒に、初めから終わりまでずっと「楽しい!」が溢れた顔でパフォーマンスしている君を見て、君を見つけ、応援してきたことは間違いじゃなかったと確信しました。本当に嬉しかった。

 

不安なこと、大変なこと、きっとたくさんあったよね。誰かの後ろではなく、誰も前にいない場所で、1列目に立ってパフォーマンスすることの責任や重みも感じていたかもしれません。

 

でもね、今まで数えるほどしかなかったソロパートが覚えられないくらいにあったり、もちろん参加曲はほとんど全部で、得意なダンスが何にも遮られることなく見えるし、センターで踊るパートまであれば、MCで積極的に喋る姿も見れる、何より最後には蓮王くんが自分の言葉で紡ぐ挨拶を聞くことができて、私はもう本当に本当に幸せだったんだよ。

蓮王くんが楽しそうに笑うそれだけで、私が今日を頑張る意味になる。

君にとってこの景色が一生の宝物になりますようにと密かに願いました。

 

 

 

みんなで一から作りあげたセットリストには、自分たちのやりたいことだけではなく、9人の夢と覚悟が詰まっていて、個性を生かした飽きのこない構成と全体を通して届けられる熱量のすごさは、これをやりきることで何か一つ大きな壁を越えようとしているようにも感じられました。

 

……いちれおのSHAKE、本当によかったな。

 

もう今日と明日で違いがあるような、そんな成長期真っ只中を過ごす二人。

今この時しか見れない、今の井上一太と永岡蓮王が作り出すあの空間、あの一瞬一瞬が尊かった。二人がパフォーマンスをするためだけに用意された時間が嬉しかったし、そんな「今」でよかったと思った。二人が離れなくてよかった。

 

君たちはAmBitiousの一員だからもう「いちれお」にはこだわりすぎないけれど、出来る限りずっと隣にいてくれたらいいなと、これは私のひとりごとです。

 

 

 

彼らと、彼らのためだけに集まった観客を前に進んでいく、何にも代えられない、宝物のような時間。

 

環境や費やしてきた時間は違えど、上手く日の当たらない場所でそれぞれが沸々と煮えたぎらせてきたものが解き放たれたようで、君たちの底知れぬ可能性を、これでもかと目の当たりにした気がしました。

 

メンカラ衣装、すっごくすっごくよかった!!

色々あったけどこれが最適解だなって個人的には思えたし、白の衣装を着て、月のように美しく輝く蓮王くんを見て、白でよかったって思えた。あとはやっぱり、メンカラのペンライトを振れたことが嬉しかったかな。君のファンがここにいるよ!って示せることって、こんなにも嬉しいんだって実感しました。

 

 

パフォーマンスの完成度も、メンバー同士の仲の良さも本当に結成八か月?(笑)と聞きたくなるほどで、Esperで真ん中にぎゅぎゅぎゅっと集まり、お互いをキラキラした顔で見つめ合うあの光景が今でもずっと、脳裏に焼き付いています。

 

もうこの9人の未来しか見えなくなっちゃったなぁ。

 

この先何があるか、確かなことなんてひとつもないけれど、今はただ君たちが「この9人でいたい」と思ってくれていること、それだけが嬉しい。

 

長々と書きすぎて着地点を見失っている感じがしてきましたが、最後に蓮王くんの挨拶の話を少しだけ。

 

私が行った6月18日の昼公演、二人目の挨拶に出てきたのは蓮王くんでした。

全文は以下のツイート参照です。

 

 

「絶対に後悔させません」なんて言葉、まさか蓮王くんの口から聞けると思っていなくて………………泣

もう思い残すことはないなと思いました。

言い淀んだその一瞬にさえも、この言葉を口にすることで自分が背負うことになる責任に、蓮王くんなりに覚悟を決めた瞬間が見えた気がしました。何があっても蓮王くんを守りたい。不器用ながらに一生懸命紡いでくれた言葉たちをずっとずっと忘れない。強く心に誓いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9人を乗せた電車は、梅雨明けの空の下、伝説へと続くレールの上を走り始める。

どんな困難も、9人で手を取り合って乗り越えていくのでしょう。

勇者たちは、立ち止まることなく進んでいく。

虹のその先、まだ見ぬ景色を夢見て。

 

 

君の居場所が、”ここ”でよかった。